特許情報は役立つの?:産業の発達には、常に新しい発明を伴っています。特許法は、「発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もって産業の発達に寄与すること」を目的にしている(特許法1条)。したがって、新しく公開される公開特許公報には、今後企業が作るであろう新しい発明が含まれていたり、既に商品化されているものもあります。特許情報からこれらを読み取り、自社の商品の方向性や商品開発に役立ちます。
簡易先行技術調査とは?:発明が完成して特許出願する時、従来の技術(先行技術)とどのように違うのかを説明する必要があります。特許公報および公開特許公報を調べて、類似の先行技術があれば、その技術との違い(優位性)を明らかにしなければなりません。そのために必要な調査が、簡易先行技術調査です。厳密な調査は、審査において行われますので、この時点では、それと区別して簡易先行技術調査と言います。この結果は、明細書に反映されます。
出願公開とは?:特許庁に係属しているすべての出願は、特許掲載公報を発行したものを除き、出願から1年6ヵ月が経過したときに出願公開されます(特許法64条1項)。出願公開は、公開特許公報に出願書類の内容をすべて掲載する方法でおこなわれる(同条2項)。これは、重複した技術研究投資、重複出願や重複した審査請求を抑制でき、審査の迅速化に寄与します。
ジェネリックとは?:特許が切れた医薬品や他の製薬会社が製造あるいは供給する医薬品で、後発医薬品とも言われております。特許の対象は、有効成分、製造方法、用法・用量など多岐にわたっており、ジェネリック医薬品は、特許切れ医薬品のため、安価な価格で市場に出回ります。
特許出願の日から20年をもって終了します。但し、農薬取締法の規定に基づく農薬に係る登録、医薬品、動物用医薬品については、5年を限度として延長登録の出願により当該特許権の存続期間を延長することができます。
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